インフルエンザは、多くは11月下旬から12月上旬にかけて発生し12月下旬から3月頃までピークが続き、4月か5月に収まります。
今年も全国的に流行期に入り、すでに学級閉鎖に追い込まれる学校も増えています。
受験シーズンを控え早めの予防接種やうがいや手洗いなどを徹底して予防に努めましょう。
インフルエンザ
多くは上気道炎症状・呼吸器疾患を伴うことで流行性感冒、詰めて流感と呼ばれます。
インフルエンザウイルスは、人に感染してインフルエンザを引き起こすウイルスです。
インフルエンザウイルスには、A,B,Cの3つの型があります。
日本などの温帯では、季節性インフルエンザは冬季に毎年のように流行します。
流行の傾向
国立感染症研究所の調査によると1医療機関当たりの患者数は、11月末の1週間で流行の目安となる1人を超えました。
これは、例年より早いペースと言われています。
早く流行が始まったので、その分ピークが早まると予想されています。
都内では、12月14日までに公立の小中高と幼稚園の299校・園が休校や学級閉鎖になっています。
今年流行しているのは、A香港型ウイルスで高齢者の場合は肺炎に、子供の場合は脳症を引き起こす恐れがあると言われています。
早めの予防摂取が望まれます。
風邪との違い
風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られません。
発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。
40℃近くまでの発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等全身の症状が突然現れます。
併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。
子供は、まれに急性脳症を発病することがあります。
また、高齢者や免疫力の低下している方は肺炎を伴う等、重症になることがあります。
2015年01月07日(水)