うつ病の症状
うつ病は、「心の病」と言われていますが「脳の病気」です。
残念ながら、原因は、まだ分かっていません。
うつ病には、以下のような症状があります。
- 自分で感じる症状
憂うつ、気分が重い、気分が沈む、悲しい、不安である、イライラする、元気がない、集中力がない、好きなこともやりたくない、細かいことが気になる、悪いことをしたように感じて自分を責める、物事を悪い方へ考える、死にたくなる、眠れないなどの症状がみられます。
- 周囲からわかる症状
表情が暗い、涙もろい、反応が遅い、落ち着かない、飲酒量が増えるなどの症状がみられます。
- 体に出る症状
食欲がない、体がだるい、疲れやすい、性欲がない、頭痛、肩こり、動悸、胃の不快感、便秘がち、めまい、口が渇くなどの症状が出ます。
患者数
1996年から2008年まで患者数は増加しています。
男性より女性に多く発病しています。
- 1996年、男性が15万9千人、女性が27万4千人、合計43万3千人
- 2002年、男性が24万3千人、女性が46万8千人、合計71万1千人
- 2008年、男性が38万6千人、女性が65万5千人、合計104万1千人
高齢者のにうつ病が増えています
うつは高齢者でも発病しています。
特に、連れ合いや親しい友人を亡くす「喪失体験」が、引き金になりやすいと言われます。
気分の落ち込みなどを「年のせい」と放置しないことが大切です。
物忘れが出るので、認知症と間違われることも多く治療が遅れる心配があります。
65歳以上でうつ病の人の割合は10%前後になると言われます。
高齢になると、脳の細い血管が詰まって血流が悪くなるなど、脳がストレスによる刺激に弱い状態になっているます。
加えて、配偶者や友人との死別、定年退職、体が衰えてできることが減っていくなど、「喪失感」が増えていきます。
これらが重なり合うと、うつ病を発症しやすくなります。
高齢者のうつ病と認知症
うつ病の代表的な症状は、気分の落ち込みや、やる気の低下、食欲がなくなったり、寝付きが悪くて朝早く目覚めたりする状態が続けば、うつ病を疑う必要があります。
高齢者では頭痛や胃痛、下痢、めまい、耳鳴りといった症状が出やすく、これらの症状が気になり不安となって鬱状態になりやすくなります。
認知能力が低下し一時的にもの忘れが出て認知症と間違われやすくなります。
うつ病はもの忘れを自覚しています。
認知症のような症状が出てもうつ病の可能性があり、治療法が異なるので注意が必要です。
うつ病で加入できる引受基準暖和型保険
既に保険に加入している場合、加入後にかかった病気は、原則保障内容に影響しないのでうつ病も保障されます。
うつ病にかかった後で一般の保険に加入することは通常困難です。
「引受基準暖和型」保険には加入できますが保険料は割高になることが多くあります。
うつ病で加入できる以下のような有利な保険があります。
- 【アクサ生命】OKメディカル
告知項目が穏やかでうつ病でも加入できます。
付帯サービスが充実していて、メディカルアシスタントサービスを利用できます。
保険料は、50歳男性で月額4,300円、女性で4,000円ぐらいです。
- 【アフラック生命】もっとやさしいEVER
告知項目が穏やかでうつ病でも加入できます。
通院保障が付いています。
保険料は、50歳男性で月額4,400円、女性で4,000円ぐらいです。
2015年02月05日(木)