立ちくらみやめまいは、高齢者に起こりやすい症状です。
転倒し、骨折する事が多く起こり注意が必要です。
低血圧症が関係している事が多く高齢者の3人に1人で症状が出ると言われています。
低血圧症
低血圧症は、血圧が正常範囲を下回っている状態です。
収縮期血圧(高い方の血圧)が100以下の場合が低血圧症の目安です。
低血圧症は、常に低血圧ではなく、一時的に低血圧になる状態を言います。
例えば、食後の場合、食べた物の消化・吸収のために血液が胃や腸に集まり心臓に戻る量が減って血液が下がります。
この場合、脳への血液が不足気味になり立ちくらみやめまいが発生します。
発症原因
体内では、自律神経が働いて血圧を上げています。
この調整の仕組みがうまく働くなり低血圧症になります。
高齢者に多く発生します。
高齢証の方にも低血圧症になる可能性があります。
また、糖尿病やパーキンソン病などの方も食後に低血圧症になりがちです。
症状
低血圧症では、以下のようなケースで立ちくらみやめまいが起こりやすくなります。
- 食後
胃や腸に血液が集まり心臓に戻りにくくなります。
- 立ち上がる場合
下半身に血液が集まり心臓に戻りにくくなります。
- 入浴時
皮膚の血管が広がり血液が集まります。
温度の変動で血圧も大きく変動します。
低血圧症の予防
生活習慣の完全が低血圧症の予防に有効です。
食事には、以下の注意が必要です。
- 食後30分〜1時間は安静にする
- 1回の食事量を減らすし回数を増やす
- みそ汁などで塩分を少し多めに取る
- 食後に濃い緑茶やコーヒーを飲む
- 水を飲む
生活や運動には、以下の注意が必要です。
- ベルトを少しきつめにする
- 弾性ストッキングをはく
- ウオーキングをする
- 足を組むなど
2015年01月15日(木)