死亡は、誰でも避けることが出来ません。 必ず誰にでも、時には突然に起こります。
家族が困らないように費用の予想を立て、備えておくことが望まれます。

葬儀費用

葬儀費用は、祭壇、飲料費、お布施、火葬費用などがあります。 全国平均では、189万円で、10年前に比べると2割減っています。 安価にあげたいとの故人の考えや会葬者数が減ってきているからかと思われます。 大都市圏を中心に「家族葬」と呼ばれる家族や近親、親しい友人による少人数の葬儀が増えています。 家族葬ですと30万円から80万円ぐらいが多いと言われています。
葬儀をしないで火葬だけの「直葬」も増えており、費用は抑えられます。

お墓の費用

新たにお墓を作る場合は、墓石と加工費の墓石建立費と墓地の使用権を取得する永代使用料及び管理費が必要となります。
100万円〜300万円ぐらいで平均だと200万円ぐらいです。

最初から合祀墓の場合は、10万円ぐらい、一定期間(3回忌〜50回忌)お骨を安置しその後合祀墓の場合は30万円から50万円ぐらいと言われています。
お墓を守るのは、残された家族が高齢になってくると大変になります。
合祀葬が合理的な時代になって行くと思われます。

生命保険での備え

お墓の用意と葬儀にかかる費用は、平均で400万円ぐらいかかります。
家族が困ることを避けるために生命保険に入ることを勧めます。

中高年で、これから生命保険に加入しようと考えている方には人には小額短期保険の死亡保険があります。
特に、高齢の人の場合、葬儀を行う子供も高齢になっている場合が多く情報を分かり易く残さないと活用できない事態も起こりえます。

生命保険の情報は、分かり易く記録しましょう。
生命保険だけでなく、財産情報を「エンディングノート」として残しましょう。

中高年になっていて新たに生命保険に加入するのは保険料が高くなる心配する人も多いと思います。
この場合は、保険金は300万円以下ですが保険料の安い少額短期保険の死亡保険を考えることを勧めます。
1年ごとの契約なので年とともに変わる費用に合わせて保険金額を見直すことが出来ます。

家族のお墓を用意するなら別ですが、生命保険に加入していない中高年層で簡易な葬儀を考えている方は、100万円ぐらいの小額短期保険でも安心です。
医師の診断も不要で告知義務もなく、簡単に加入でき、70歳で加入した場合でも保険金90万円の保険料が月3000円ぐらいからあります(この例ですと、10年単位で保険料が上がります)。