医療保険は基本的に掛け捨ての保険ですが、設定年齢まで保険金を受け取らないとそれまでに払い込んだ保険料が全額還付される保険があります。
今までに、以下の2つの医療保険を紹介しました。

 

掛け捨ての保険に比べると保険料は高くなりますが、若いうちは保険を使わないケースも多く、それまでに払い込んだ保険料の全額が戻るのは注目されます。
「メディフィットリターン」は、払い込んだ保険料を105%に増額して還付を受けることもできます。

 

今回は、健康状態が改善すると給付金がもらえる以下の保険を紹介します。

  • 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「リンククロス じぶんと家族のお守り」
  • 東京海上日動あんしん生命「あるく保険」
  • アイアル少額短期保険「明日へのちから」

 

「リンククロス じぶんと家族のお守り」

「リンククロス じぶんと家族のお守り」は、万一のときに給料のように毎月の生活費(保険金)を受け取れる収入保障保険です。
この保険は、喫煙状態や健康状態で保険料が割安になります。

  • 1年以上の禁煙で健康標準体であれば保険料を約33%割安
  • 1年以上の禁煙で健康標準体満たしていない標準体は保険料を約10%割安
  • 喫煙者で健康標準体であれば保険料を約3%割安

 

健康標準体の基準は、以下の通りです。

  • 肥満度(BMI):18.0より大きく27.0より小さい
  • 血圧:最高血圧が140mmHg未満で最低血圧が90mmHg未満

 

禁煙や健康状態が改善すると、契約日にさかのぼりそれぞれの喫煙と健康状態に対応する保険料の差額分を「健康チャレンジお祝い金」として受け取れます。
お祝い金を受け取れるのは、契約日から2年以上でかつ契約日から5年以内の期間で最大3回チャンスがあります。
例えば、35歳男性で基準年金月額20万円、保険期間・払込期間60歳までのケースでは、喫煙標準体の月額保険料は5,440円、非喫煙健康体の月額保険料は3,640円なので、契約から37ヶ月後に喫煙標準体から非喫煙健康体に改善するとそれぞれの月額保険料の差額(5,440円—3,640円)に36ヶ月をかけた64,800円が「健康チャレンジお祝い金」として受け取れます。

 

「あるく保険」

「あるく保険」は、1日平均8000歩以上歩くと契約2年後に払った保険料の一部がキャッシュバックされる保険です。
「あるく保険」については、以前の記事キャッシュバック型生命保険「東京海上日動あんしん生命【あるく保険】」で紹介していますので参照してください。
記事では、2017年販売予定と記載していますが、同年11月から本格展開をしています。

 

「明日へのちから」

「明日へのちから」は、介護度改善を応援する国内初の専用保険です。
公的介護保険の要支援・要介護認定を受けている方が加入でき、自助努力等により保険期間中に要支援・要介護認区分が改善すると介護改善保険金を受け取れます。
保険料は年齢・要支援・要介護状態区分に関係なく一律で、以下の3プランがあります。

  • Aプラン:年間保険料5,000円で介護改善保険金25,000円
  • Bプラン:年間保険料10,000円で介護改善保険金50,000円
  • Cプラン:年間保険料20,000円で介護改善保険金100,000円