スマホやコンビニで生命保険や損害保険に加入できます。

特に、「1DAY自動車保険」など、必要なときに必要な期間だけ加入するオンデマンド保険が便利になっています。
オンデマンド保険は、需要に応じてあるいは必要になったときだけ加入する保険です。
オンデマンド(On-Demand)は、要求に応じて行う(加入する)という意味です。

 

コンビニで損保加入

全国のセブンイレブンは、三井住友海上の1日単位のオンデマンド型自動車保険「1DAY」(1日500円)を2015年10月に発売し、1年4ヶ月で累計販売件数100万円を突破しているそうです。
バイク自賠責保険や自転車向け保険にも加入できま、新しく「1DAYレジャー保険」が2018年4月17日から販売されました。

加入手続きから保険支払いまで、コンビニで完結できます。

 

□ 「1DAYレジャー保険」を発売

「1DAYレジャー保険」は、以下に示すようなレジャーやスポーツのもしものときに備える保険で、1日500円から加入できます。

  • ゴルフ向け
  • ハイキング・軽登山向け
  • スキー・スノボ向け
  • レジャー全般向け

 

□ 「レジャー・スポーツ」のリスク

「レジャー・スポーツ」でも高額の賠償金が発生することがあります。
例えば、以下のような賠償例があります。

  • ゴルフ:打ったボールが第三者にあたり大けがをさせると数千万円の賠償
  • スキー:他のスキーヤーにあたり大けがをさせると数千万円の賠償
  • ハイキング・軽登山:道に迷い民間ヘリを呼ぶと1時間約50万円など

 

自動車保険や火災保険についている「個人賠償責任保険」が使えるケースもありますが、法律上の損害賠償責任が発生した場合が対象で、ゴルフプレー中に前方のプレイヤに当たって失明等の大けがをさせた場合などはプレー中の事故で補償対象にならない場合があります。

 

□ 補償内容と保険料「ゴルフ」

個人向けのゴルフ保険の補償内容と保険料を以下に示します。

 

保険金 ベーシック プレミアム
障害死亡保険金 200万円 200万円
障害入院時一時保険金 10万円 10万円
日常生活賠償保険金 1億円 3億円
ゴルフ用品保険金 なし 5万円(免責3000円)
ホールインワン・アルバトロス費用保険金 12万円 15万円
1日あたりの保険料 500円 700円

 

個人向け以外に、ゴルフコンペ幹事向けの保険もあり、1日・1人あたりの保険料が300円程度と安くなります。

 

□ 補償内容と保険料「ハイキング・軽登山」

個人向けのハイキング・軽登山の補償内容と保険料を以下に示します。

保険金 ベーシック プレミアム
障害死亡保険金 200万円 250万円
障害入院時一時保険金 10万円 15万円
日常生活賠償保険金 1億円 3億円
骨折時一時保険金

7万円

10万円
救援者費用等保険金 300万円 450万円
1日あたりの保険料 500円 700円

 

□ 補償内容と保険料「スポーツ・レジャー全般」

個人向けのスポーツ・レジャー全般の補償内容と保険料を以下に示します。

保険金 ベーシック プレミアム
障害死亡保険金

300万円

450万円
障害入院時一時保険金

9万円

12万円
日常生活賠償保険金 1億円 3億円
骨折時一時保険金

9万円

12万円
救援者費用等保険金

200万円

350万円
1日あたりの保険料 500円 700円

 

LINEで損保加入

LINEは、損保ジャパン日本興亜と提携して2018年中にスマホアプリから損害保険の加入や支払い手続きができるようになると発表しています。
LINEの7,300万人は、損保ジャパン日本興亜保険商品に加入できるようになります。

販売する保険は、日帰りハイキングなどのレジャーに関するトラブルを補償する短期加入保険で、1回あたりの保険料は数百円程度になるようです。

数百円程度の保険料の保険は、保険ショップに行くまでもないのでスマホでの加入が容易です。

 

スマホで保険加入

コンビニやLINEで加入できる保険を紹介しましたが、ドコモ・ソフトバンク・AUもスマホで加入できる保険商品を販売しています。
これら3キャリアは、損害保険だけでなくスマホで手軽に加入できる生命保険や医療保険も販売しています。

第三者に与えた損害を賠償する必要なときに必要な期間だけ加入するオンデマンド保険が今後注目されそうです。