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 就職あるいは結婚した時など、生命保険は人生で変動のある時にあわせて加入する人が多いと思います。

それまでの生活が大きく変わる時なので、あまり考えないで加入しがちです。

せっかく加入しても、保険金をもらえないなど効果がないこともあります。

以下に注意事項を掲げます。

 

一人暮らしで生命保険に加入

 生命保険は、保険金受取人を指定して契約します。

基本的に保険金受取人は、2親等以内の家族(祖父母、父母、兄弟姉妹、子、孫など)になります。

 

保険金を受け取るには、保険金の請求をするのですが、加入者は死亡しているので受け取れません。

保険の受取人であることを知らないと保険請求ができないので、生命保険に加入したら必ず保険金の受取人に加入したことを知らせましょう。

また、生命保険に加入後に結婚した場合などは、保険の受取人の変更が必要です。

 

告知義務

 生命保険や医療保険に加入する際は、通常、告知が求められます。

保険会社は、告知内容により保険を受けることができるか判断します。

 

このように告知は重要で告知義務違反をした場合、契約後2年以内は保険が解除されます。

また、2年経過後も解除され保険金が支払わない可能性もあります。

解除されてもそれまでに支払った保険料は変換されません。

 

自殺と保険金

 生命保険に加入すれば自殺の場合でも、2年〜3年の一定期間(保険会社により異なります)が過ぎていれば保険金が支払われます。

 

自殺でも保険金が支払われるのは、自殺を決意して生命保険に加入しても一定期間生きていれば期間を過ぎてから自殺する人は少ないと考えられるからです。

 

保険金請求の時効

 商法上は、保険金を請求できるのは2年です。

しかし、生命保険は死亡した翌日から3年と商法上の規定より1年延長しています。

 

故人が一人暮などでは、保険金の受取人が知らない場合があります。

保険に加入していると思われる場合には、保険会社に確認してみることを勧めます。

 

酒気帯び運転で死亡

 酒気帯び運転で死亡した場合も通常保険金は支払われます。

酒気帯び運転で怪我をした場合、公的医療保険の対象にならず医療費は全額自己負担になります。

 

生命保険の対象時期

 生命保険に加入申込みしただけでは保険の対象になりません。

保険金を受け取るには、以下が完了していることが必要です。

 

  • 加入申込み(告知)
  • 保険会社の審査
  • 審査に通り保険契約
  • 初回保険料の支払い