事故や急病にあうと救急車を呼びます。
その際は慌てずに利用しましょう。
冬は救急車の出動が多く軽症と分かる場合は、利用を控えましょう。
救急車の歴史
世界で初めて救急患者を搬送する車両が使われたのは19世紀始めのナポレオン戦争と言われています。
その後、自動車が普及する1920年(大正9年)頃から自動車が使われるようになりました。
20世紀後半から世界中で使われています。
山岳地域の多いユーロップ(スイスなど)や搬送距離の長い米国では、救急ヘリが多数使われています。
日本でも医療過疎地などで救急ヘリが使われています。
日本で最初の救急車は、昭和6年大阪市の日本赤十字社大阪支部に配車されました。
現在の消防署に配車されたのは、昭和8年に神奈川県警察部(現在の神奈川県警察本部)の横浜市山下町消防署が最初です。
救急車の出動数
2013年の救急車の出動数件は、約592万件でした。
2012年の救急車の出動件数は、約580万件でした。
2012年は前年に比べ約9万4千件の増加でしたが、2013年は約11万3千件増加しました。
月間で見ると東京都で見ると、冬の利用が多く7万件を超えています。
比較的少ないのは、春や秋で6万件を下回っています。
利用料金
日本の消防本部の救急車の利用料金は、国籍・人種・納税の有無に関係なく無料です。
無料のために、安易な利用数が増え、結果として到着時間が長くなることや救急の利用に間に合わないなどの課題も出ています。
世界的に見ると有料の国もあります。
例えば以下のような例があります。
- 米国ニューヨーク州では、約600ドル
- 米国カリフォルニア州では、搬送距離に応じて課金
- オーストラリアでは、最初の利用で1万円〜6万円ぐらい
- 台湾では、原則無料ですが、軽症者の利用は600〜1800元(1台湾ドルは約3.8円)
利用の判断
重要なケガや病気の恐れがある場合は、救急車を呼んでください。
判断に迷う場合は、救急相談窓口に電話して相談することができます。
- 救急相談窓口の電話番号は、局番なしの#7119
- 相談できるのは、東京都、大阪府、奈良県、和歌山県田辺市、札幌市など
- 夜間などの子供の急病については小児救急電話相談があり局番なしの#8000(全国)
判断に迷った場合は、東京消防庁の「東京版救急受診ガイド」が参照できます。
URL:http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kyuuimuka/guide/05bm/
事前に閲覧しておくことを推奨します。
2014年12月05日(金)