C型肝炎患者は150万人と予想されています!!
 約7割は慢性化しますが慢性化するまでほとんど自覚症状はありません!!

肝炎の種類


  •  A型肝炎
 A型肝炎ウイルス(HAV)は全世界に分布し、糞便を介した経口感染です。
上下水道が整備された先進国では発生はあまりありません。

日本での主な感染源は、二枚貝のカキに多いのですが、輸入野菜から感染する例もあります。
発病後4〜8週間で回復し慢性症状になることはないと言われています。

  •  B型肝炎
 B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液を介して感染します。
主に、母子感染と性行為で感染します。

日本での患者数は、150万人程度と言われ、10%が慢性肝炎、肝硬変、肝細胞がんに進行します。
95%は市電に治癒し、B型肝炎ウイルス保有者の5%が慢性肝炎になります。

  •  C型肝炎
 C型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV)が血液を介して感染します。
感染源の半数は不明ですが、過去の輸血、血液製剤の投与、注射器の使い回し、入れ墨を彫る、消毒されていない危機でピアスの穴あけ、母子感染(感染率は低い)、性行為(感染率は低い)などで感染します。
150万人いるウイルスの保有者の内、約3割は自然に治癒します。
残りの約7割が慢性肝炎に進行しますが、自覚症状はほとんどありません。

新しい治療薬

通常は、インターフェロンが治療に使われています。
インターフェロンは、ウイルスの増殖を抑えるために体内で分泌されるタンパク質で、これを人工的に作り投与して治療します。
ウイルス排除も9割近くに達しています。
インターフェロンは副作用が強く、だるさや発熱、筋肉痛を発生します。

C型肝炎の新治療薬が今年(2014年)9月に発売されました。
この新薬は、「ダクラタスビル塩酸塩」と「アスナプレビル」と言う2つの飲み約で一緒に服用する治療薬です。

体力のない高齢者やインターフェロンの効かない患者に投与できます。
しかし、新薬はウイルスが変異して耐性を持ちやすい問題点があります。

このため、インターフェロンの治療が出来ない患者に投与は限られます。
しかし、今まで治療をあきらめている人に広まることで非常に価値があると言われます。