医療保険の最近の傾向

医療保険は、主に入院保を目的として加入します。

しかし、最近の治療では入院日数が短くなってきています。

がんの平均入院日数は、以下になっていて20日程度の入院になります。

 

  •  胃がんは19.3日
  •  結腸・直腸がんは18日
  •  肝・肝内胆管がんは18.8日
  •  気管支・肺がんは20.9日

 

そこで、基本保障に加えて、関心の高い三大疾病に手厚い保障を付ける契約が増えています。

 

  •  三大疾病による入院やがん診断で一時金特約
  •  短くなってきているとは言え入院日数の長い三大疾病向けに入院日数無制限特約

 

保障内容と保険料

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険「新・健康のお守り」を例に35歳の男性が加入した場合の保障内容は以下のようになります。

 

  •  入院日数60日期限で1日1万円(基本保障)
  •  手術を受けると内容により1回につき5・10・20・40万円(基本保障)
  •  先進医療の技術料は通算で2,000万円まで保証(基本保障)
  •  三大疾病入院で一時金50万円特約
  •  がん診断で一時金50万円特約
  •  三大疾病支払日数無制限特約
  •  三大疾病で所定の状態になると以降の保険料の払込が免除される保険料免除特約

 

保障期間は終身ですが、月額保険料は有期払いと終身払いがあります。

 

保障内容終身払い有期(60歳)払い
基本保障3,417円5,537円
三大疾病入院一時金(50万円)特約1,570円2,230円
がん診断一時金(50万円)特約850円1,200円
三大疾病支払日数無制限特約520円770円
三大疾病保険料免除特約591円398円

 

基本保障に三大疾病保険料免除特約を加えたケースでの終身払いと60歳までの有期払いでの保険料の払込総額は、以下のようになります。

年齢終身払い有期払い(60歳)
60歳1,202,400円1,780,500円
70歳1,683,360円1,780,500円
80歳2,164,320円1,780,500円
90歳2,645,280円1,780,500円

 

70歳前半で有期払いが終身払いに比べて保険料の総支払額に比べ有利になります。

しかし、終身払いにも以下のメリットがあります。

 

  •  教育費など費用のかかるときは保険料を安く
  •  新しい保険商品に乗り換え
  •  時代の変化で保険の見直し