介護保険は、在宅介護重視になりつつありますが、子供の負担になりたくないなどの理由で介護施設への入居を希望する方も増えています。

 

入居できる介護施設の種類

入居できる介護施設には、以下があります。

 

  •  特別養護老人ホーム

 常時介護が必要で家庭での生活が困難な場合に入居する施設です。

多床室(相部屋)、個室、週数の個室と共同生活室が一体となったユニット型個室があります。

入居待ちの人が50万人と多く、入居には数年待ちの場合があります。

 

  •  介護療養病床

 長期にわたり医療的なケアが必要な高齢者のための施設です。

2017年度で廃止されます。

 

  •  老人保健施設(老健)

 介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指すために、医療的なケアやリハビリテーション、生活支援を行う施設です。

家庭への復帰を目指していることもあり3ヶ月ごとに継続して入院するかの判定が行われ退所になるケースもあります。

 

  •  ケアハウス

 自炊できない程度の身体機能の低下や高齢などで生活に不安があり、家族による援助が困難な高齢者が入居する施設です。

自治体、社会法人、民間会社が運営し地元優先の場合があります。

 

  •  有料老人ホーム

 高齢者に暮らしやすい住まいに食事や介護、日常生活支援を提供する施設です。

元気なうちから入居できるところと要介護になってから入居するホームがあります。

入居金が1,000万円を超えるホームが多いなど費用がかかります。

 

  •  サービス付き高齢者住宅

 ケアの専門家、介護職員、医師等の医療関係者が日中は常駐し高齢者の介護・生活を支援する施設です。

60歳以上の高齢者または溶解度・要支援認定者及びその同居者が入居します。

入居金が1,000万円を超える高齢者住宅が多いなど費用がかかります。

 

各施設の特徴や費用

各施設の特徴や費用を下記に示します。

 

施設特徴月額費用介護度
特別養護老人ホーム負担が少ない8〜14万円重い高齢者
介護療養病床慢性期患者向け15〜23万円重い高齢者
老人保健施設(老健)リハビリ中心8〜25万円
ケアハウス一人暮らし向け7〜20万円軽〜重
有料老人ホームサービスが充実16〜100万円軽〜重
サービス付き高齢者住宅生活支援中心4〜30万円