保険料は職業で決まります
同じ補償内容の医療保険は、性別と年齢で保険料が決まります。
傷害保険は、職業で決まります。
傷害保険は、日常生活の事故で発生する色々なケガを補償します。
事故の危険度(リスク)は、職業で変わります。
事故によってケガをする確率から2つの職業区分が決められています。
職業区分
職業区分には、A級とB級があります。
A級は、以下の職業の方です。
- 事務職
- 営業職
- 教員
- 販売従業者
- 芸術家
- 飲食料品製造作業者
- 印刷・製本作業者
- サービス職業作業者など
B級は、以下の職業の方です。
- 農林業作業者
- 漁業作業者
- 自動車運転者
- 建設作業者など
A及びBの職業に該当しない下記の方は原則傷害保険に加入できません。
- レーサー
- プロレスなどのプロの格闘家
- プロの登山家など
このような職業の方でも、特約や割増保険料を支払えば加入できることもあるので保険会社に相談しましょう。
保険料の例
事務員(職業区分A級)とトラック運転手(職業区分B級)では、性別と年齢が同じでも保険料か違います。
補償内容は、以下とします。
- 死亡・後遺障害に1,000万円
- 入院保険金に日額10,000円
- 通院保険金日額3,000円
このケースでの保険料は、以下になります(日新火災海上保険「普通傷害保険」の場合)。
- 事務員などA級の年間保険料は30,590円
- トラック運転手などB級の年間保険料は41,380円
保険料の請求
保険会社の保険金請求書に事故内容などを記載し、保険会社の指定する診断書を医師に書いてもらい保険会社に提出します。
交通事故の場合は、事故証明書も必要です。
普通傷害保険や自動車の任意保険の人身障害補償保険・搭乗者障害保険など、複数の傷害保険に加入している場合は、加入しているすべての保険金を重複して受け取れます。
2015年06月23日(火)