必要資金

死亡した場合、残された家族に必要となる資金は年齢とともに変わって行きます。
必要となる費用には、通常3種類あります。

  •  生活資金
死亡時に一括で支払われる生命保険と一定期間毎月保険金が支払われる収入保障保険があります。

  •  教育資金
大きな資金が必要となりますが、大学すると不要になります。
大学院や大学院卒業後の研究生活の支援まで考えると期間や資金が大きくなります。

  •  住宅ローンの残債
住宅ローンが残っていても、通常団体生命保険に加入するので残債は保険金で支払われますので残債はゼロになります。

一般的には、生活資金と教育資金への備えが必要になります。
生活資金と教育資金の備えに適した生命保険に定期保険と終身保険があります。

これらを組み合わせることで比較的少ない保険料で将来に備えることが出来ます。

定期保険

保険期間を10年、20年、あるいは60歳までのように期限を決めて加入します。
保険料は、掛捨てで満期保険金はありません。

期間を超えて更新することも出来ますが加入年齢により保険料が変わるので保険料は高くなります。
保険期間が限定されている分、終身保険に比べて保険料は安価です。

終身保険

保険期間に制限がなく一生涯保証されます。
途中で解約しても解約返戻金が貰えます。
解約返戻金は、保険期間とともに増えて行きます。
保険料は、定期保険よりも高くなります。

収入保障保険

保険期間は一定期間で、期間内に死亡した場合は、毎月一定の保険金を受け取ることが出来ます。
保険料は、掛捨てです。
受け取れる保険金の総額は、保険金支払期間とともに少なくなります。
通常保険期間は、年金の受給にあわせて決めることが多く、期間を過ぎると保険金は出ません(掛捨て) 保険料は、定期保険よりも安価です。

必要な資金と保険

必要な資金は年齢とともに変わりますので終身保険だけでなく終身保険と定期保険あるいは収入保障保険と組み合わせることで保険料を減らすことができます。

必要資金のピークにあわせて終身保険に加入すると保険料が高く支払いにくい場合は、保険を組み合わせる方法と終身保険に低めの保険金で加入し定期保険の特約を付けて必要資金のピーク(通常は教育資金)に備えることもできます。