損害保険会社で今まで支援が行き届かなかった高齢者や障害者のきめ細かい日常支援サービスが行われるようになってきました。

前回は三井住友海上「GK すまいの保険 グランド」の日常生活支援サービスが紹介しましたが、今回は自動車事故を中心に高齢者・障がい者対応を強化したあいおいニッセイ同和損保「365日お客様訪問サービス」を紹介します。

高齢者・障がい者に限定していませんが訪問の一つとして「現場駆けつけサービス(テスト展開)についても紹介します。

 

365日お客様訪問サービス

あいおいニッセイ同和損保は、2016年10月から顧客一人一人のニーズに寄り添った事故対応の実現を目的に「24時間365日事故対応サービス」を拡充して高齢者・障がい者向けの「365日お客様訪問サービス」をはじめました。

電話でのやり取りが困難な顧客に専門スタッフが訪問して、事故内容・事故状況の確認やその後の事故対応を説明します。

平日だけでなく夜間休日午前9時から午後9時まで利用できます。

 

耳と言葉の不自由な顧客には、訪問サービスを受付ける専用FAXや分かりやすいホームページで受け付けるとのことです。

年々進む高齢化や障がい者へのサービスとして一層拡充していくとのことです。

 

現場駆けつけサービス(テスト展開)

交通事故に遭われた顧客に、専門スタッフが365日現場に駆けつけて適切なアドバイスをするサービスです。

2016年は、東京都内と名古屋市内を対象にテスト展開し、サービス地域の拡充を図っていくとのことです。

  •  警察への連絡・届出、相手方との一般的な交渉や事故対応の説明をする緊急・初期対応アドバイス
  •  指定工場への入庫誘導
  •  事故状況の詳細・相手方とのやり取りの情報や事故写真撮影をする事故現場調査
  •  保険金請求資料やケガのある場合の病院紹介など

 

 

保険契約者・関係者からだけでなく、保険会社から契約者・関係者に向けて積極的な取組が増えてきました。

高齢者・障がい者だけでなくすべての人に、その人のニーズに合わせた保険関連サービス対応が進んでいくようです。