がん保険の基本的な保障

がん保険の基本は、以下の3種の給付です。

 

  •  がんと診断された時に支給される「がん診断給付金」(初回のみと複数回支払われるタイプ)
  •  がんで入院すると支給される「入院給付金」
  •  がんで手術をした場合に支給される「手術給付金」

 

がんには、以下の2種類があります。

 

  •  転移せず上皮内に留まり死亡する可能性がほぼ0の「上皮内新生物」
  •  周囲に広がり転移する命にかかわる「悪性新生物」

 

上皮新生物は、一般的な病気と同じで抗がん剤など高額な治療費がかかりません。

このため、上皮新生物と診断されると診断給付金が10%や50%に減額される保険があります。

がん保険は契約したらすぐ有効になるわけではなく、3か月間ぐらいの待ち期間があり、この間にがんと診断されても保険金は支給されません。

 

がんの「上皮内新生物」と「悪性新生物」の違い

上皮に新生物(がん)が発生した場合、以下が起こります。

 

  •  上皮に接する基底膜を超えて周囲に広がる「浸潤」
  •  血管やリンパ管を通って他の組織に定着する「転移」

 

上皮内新生物は、「浸潤」も「転移」も発生せずそのまま上皮に留まり命に関わりません。

悪性新生物は固定幕を超えて「転移」し、血管やリンパ管を通して「転移」し、命に関わるケースが発生します。

 

保障と保険料の目安

アフラックの「新生きるためのがん保険Days」と女性向けの「新生きるためのがん保険レディーズDays」を例に保障内容と保険料の目安を示します。

 

  •  診断給付金:100万円(1回限りで上皮内新生物は10万円)
  •  入院給付金:1日につき1万円(支払い日数無制限)
  •  通院給付金:1日につき1万円(三大治療の通院に数は無制限、入院後の通院は退院から1年以内)
  •  手術給付金:1回につき20万円
  •  放射線治療:1回につき20万円
  •  抗がん剤治療:月間10万円
  •  女性特定ケア給付金:1回につき20万円(女性向け)
  •  乳房再建給付金:1回につき50万円(女性向け)

 

上記保障内容で年齢別の保険料の目安を以下に示します。

 

年齢男性向けDays女性向けDays
30歳2,870円3,120円
40歳4,310円4,640円
50歳6,990円6,010円
60歳11,600円7,350円
70歳16,880円8,910円
80歳20,400円10,130円