ケガでの入院は、骨折が多く部位により1ヶ月から6ヶ月、長期の場合1年を超えることもあります。

医療保険の入院日数で病気だけでなくケガの場合も考えておく必要があります。

 

骨折の部位

骨折しやすい部位は、以下の4つがあります。

 

  •  手首「橈骨遠位端骨折」
  •  肩「上腕骨骨折」
  •  股「大腿骨近位部骨折」
  •  背骨「脊椎圧迫骨折」

 

肩「上腕骨骨折」の入院期間と医療費の目安

骨折の中でも股「大腿骨近位部骨折」は、特に高齢の場合、生活の質を著しく低下させ股(足)だけでなく筋力や体の機能が衰え介護が必要になる原因にもなります(原因の5番目)。

患者の94%は、入院・手術を受けます。

入院期間は、手術と手術後のリハビリテーションで早い人で4週間、平均で8週間が目安です。

8週間入院して平均の入院費用を21,000円/日とすると入院費用は約120万円になります。

 

主要傷病別入院受診率(人口10万人あたりの患者数)

主要傷病別入院受診率は、平成23年の調査では、以下のようになっています。

骨折は4番目に多く、3位までの傷病は減りつつありますが、骨折は増えています。

 

傷病人口10万人あたりの入院患者数
統合失調症等139人
脳血管疾患137人
悪性新生物(がん)107人
骨折68人
心疾患46人
気分(感情)障害(躁うつ病を含む)23人
糖尿病19人

 

骨折患者の推移

平成5年からの骨折患者の受診率(人口10万人あたりの患者数)を、以下に示します。

 

年度入院患者受診率外来患者受診率
平成5年56人66人
平成8年58人63人
平成11年61人66人
平成14年62人60人
平成17年65人67人
平成20年67人74人
平成23年68人77人
平成26年72人72人