死亡時に残された遺族の必要額

生活費や教育費などの出て行くお金から遺族年金、死亡退職金や残された妻の仕事の収入などの入って来るお金を引いた額が保険で保障する必要額になります。

余裕のある生活を送るためには、少し多めに考えることを勧めます。

 

出て行くお金

出て行くお金は、以下のものがあります。

 

  •  生活費

 夫の死亡で減る生活費には、以下があります。

 ◯ 夫の食費

 ◯ 夫の小遣い(昼食費や交際費)

 ◯ 被服費など

生存時に比べて70%ぐらいと言われていますが、子供が大きくなると教育費以外の費用も増えます。

 

  •  教育費

 高校までは公立、大学は私立に通った場合の教育費の目安は、以下になります。

 ◯ 私立文系は1,200万円

 ◯ 私立理系は1,900万円

予備校に通う場合はこの他に年間80万円ぐらいかかります。

子供が複数いる場合は、子供の数分かかります。

学費は値上がりつつあるのでこれよりも余裕を持って考える必要があります。

 

  •  住居関連費

 住宅ローンがある場合は、団体生命保険に加入していればローンの残額は保険で支払われます。

住居関連費は、十数年毎の修繕費と20〜0年後のリホーム費用になります。

マンションの場合、修繕費は積立ますが積立学では不足するケースが多く数十万円の一時金が必要になります。

リホームは数百万円かかりますが、バリアフリーのリホームの場合は介護保険が使えます。

その他に、調理やトイレ・風呂などの水関連機器の買替え費用が必要になります。

 

  •  葬儀費用

 全国平均では役200万円ぐらいですが、安価にあげる場合は、100万円ぐらいで葬儀を行うように考えられます。

 

入って来るお金

入って来るお金には、以下があります。

詳細は、「【生命保険必要保障額】死亡で入ってくるお金の計算モデル」を参照してください。

 

  •  子供が18歳までの遺族基礎年金
  •  妻が65歳までの遺族厚生年金
  •  妻の老齢年金と遺族厚生年金
  •  死亡退職金
  •  貯金や株式等の自己資産
  •  妻のパート収入

 

保険で準備するお金

出て行くお金と入ってくるお金の差額が保険で準備するお金になります。

準備するお金は、多い方が良いのですが、多くすると保険料も高くなるのでどのくらいの保険料を支払えるかも慎重に計算する必要があります。

 

  •  定期保険で準備する場合の例(日本生命みらいのカタチ「定期保険」)

 保険金を1,000万円、30歳の男性が更新45歳、払込満了60歳の場合、30〜44歳までの月額保険金は2,800円、45〜59歳までは6,130円になります。

 

  •  終身保険で準備する場合の例(日本生命みらいのカタチ「終身保険」)

保険金を1,000万円、30歳の男性が払込満了60歳の場合の月額保険金は24,230円になります。

 

保険料が大きく違うので収入の少ない時期での最初の加入は定期保険で考えて40〜50歳ごろ見直すことを勧めます。