収入保障保険

収入保障保険は、期間内に死亡した場合に毎月一定の保険金を受け取ることのできる保険です。
保険期間は一定期間で、保険料は、掛捨てです。
受け取れる保険金は定額なので受け取る総額は、保険金支払期間とともに少なくなります。


通常保険期間は、年金の受給にあわせて決めることが多く、期間を過ぎると保険金は出ません(掛捨て) 保険料は、定期保険よりも安価です。

最近の収入保障保険は、死亡した場合だけでなく就業不能状態になった時に保険金が支払われる保険が増えています。

比較的安い保険料で大きな保障が付いているので子供の成長など必要な資金のピークに合わせて加入すると有効になります。

 

保障の減額への備え

契約期間が過ぎるのに連れて、保障額の総額が下がっていきます。

子供が増えたり、長生きをするようになったので保障額を大きくしたり、保険期間を長くしたいことが起こります。

この時、使えるのが転換と変換(コンバージョン)があります。

 

転換

転換は、加入している保険を下取りしてその下取り金(返戻金)を新たに契約する保険に充当する制度です。

解約して再契約するよりもわずかに保険料が上がり保障はそのままか大きくなるのが一般的です。

 

変換(コンバージョン)

変換あるいはコンバージョンと呼ばれる制度は、加入している保険の保障金額内で他の種類の保険や同じ保険の保障を増やすことができます(この場合は保険料が高くなります)。

変換は、健康告知なしに保険を変えられることがメリットです。

変換できない保険もあるので、加入時に確認する必要があります。

 

収入保障保険の例 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命収入保障保険「家族のお守り」

被保険者に万一の場合が生じると毎月一定額が受け取れます。

 

  •  受け取る金額を年収の12分の1に設定すれば今までと同じ収入を確保できます
  •  5年ごとに5%程度保険料が減額していきます
  •  喫煙状態や健康状態により保険料が割安になるチャンスがあります
  •  三代疾病で所定の状態になると保障を受けて以降の保険料は不要になります
  •  三代疾病で所定の状態になるとオプションで2年間延長して受け取れます

 

30歳男性が保障期間65歳までで年金月額を30万円とすると月額保険料は、以下になります。

逓減式保険料は、5年ごとに加入時の保険料が5%ずつ減額します。

 

健康状態定額保険料逓減式保険料
非喫煙者健康体8,340円9,420円
非喫煙者標準体9,600円10,770円
喫煙者健康体11,550円12,960円
標準体11,790円13,200円