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個人年金は、保険料を積み立て将来年金として受け取る保険です。

公的年金は支払われた保険料を給付に当てるますが、個人年金は自分で積み立てた保険料を後で受け取る積み立て方式です。

 

個人年金給付期間

年金として受け取ることができる給付期間には、以下があります。

 

種類内容
終身給付開始から一生涯保障される年金
確定給付期間が決まっていて途中死亡時は遺族に年金を支給
有期給付期間が決まっていて途中死亡時は年金給付を打切り
夫婦夫婦のどちらかが死亡した場合残った方が年金を受給

 

給付期間の支払い例

70歳から給付する年金に加入し、72歳で死亡した場合の例を以下に示します。

 

種類給付内容
終身年金死亡するまでの2年間だけ給付
10年確定年金10年間給付。死後の8年間は遺族に給付
10年有期年金死亡するまでの2年間だけ給付
5年保障付終身年金5年間を保障。死亡後3年間は遺族に給付
5年保障付有期年金5年間を保障。死亡後3年間は遺族に給付

 

保障期間が長い終身年金(一生涯)や有期年金は、早く死亡すると受取額が少なく不利になります。

健康な生活を送り長生きに努めるのが有利です。

 

投資に近い個人年金

通常、年金額が決まっていて、これを定額年金と言います。

近年は、年金受給額が変わる年金に人気が集まっています。

 

  •  利率変動型年金

 一定期間ごとに給付年金額の基礎になる予定利率を見直します。

近年、利子が下がっているので予定率も下がり年金額が減少します。

このため、予定利率に最小保障がついている利率変動型年金が増えています。

インフレになると予定利率が上がるのでインフレに強い年金と言えます。

 

  •  変額年金

 保険料を投資信託などで運用し、運用結果により年金額が変わります。

通常、投資信託の運用利回りは保険の予定利率より高く年金額が増えますが、運用結果によっては元本割れになる可能性があります。

最近の円安から外貨運用する変額年金の人気がありますが為替変動で年金額が増えたり減ったりします。

 

個人年金お支払い中に死亡した場合

保険料を払い込み中に死亡した場合支払い分に相当する金額が遺族に支払われます。

 

  •  一般型

 払い込み保険料相当額に経過期間に応じて上乗せして死亡保険金として遺族に支払われます。

 

  •  生存保障重視型

 払い込み保険料相当額を死亡保険金として遺族に支払われます。

上乗せ分がないので、生存時の年金受給額が増えます。