平均寿命が長くなり、死亡保障だけでなく長生き時代に備える年金保険、介護・医療保険への加入が増えています。

 

低金利が長く続き保険の予定利率も下がって来ています。

アベノミクスの効果で円安が続いてきています。

この傾向から、外貨建て保険への加入が増えています。

 

生命保険協会の発表では、2014年の4月〜9月の死亡保険の販売件数が、前年同期に比べ0.4%減少との事です。

これに対して、個人年金保険は、同時期に25%件数が増えているそうです。

 

少子高齢社会を迎えて生命保険会社も時代に会った商品を販売しています。

以下にその傾向を示します。

 

低金利・円安への備え

住友生命保険では、死亡法保険金を少なくして、変わりに年金額を増やした個人年金保険を販売しました。

2014年では、新規契約が15万件を超えたそうです。

加入者は、20代〜30代の若い人が4割を占めています。

 

第一フロンティア生命保険は、米ドルや豪ドルの外貨建て個人年金保険を販売しました。

為替変動のリスクのない固定部分と運用により受取額が増加する変額部分を組み合せ安心と将来の年金額を増やせるので人気商品です。

 

三井住友海上プライマリーも外貨建て終身保険を販売しました。

目標達成時には、自動的に円建てに切り替えるそうです。

契約件数が5割増加したとの事です。

 

長生き時代への備え

太陽生命保険では、要介護1の認定で最大500万年の一時金を給付する介護保険を販売し販売が伸びているそうです。

 

朝日生命保険と東京海上日動あんしん生命保険は、介護保障が一生涯続く終身型介護保険の販売が伸びています。

 

医療では、入院日数が減少傾向にあり通院が増えています。

メットライフ生命保険では、入院しなくても治療を受けると一時金を受け取れるがん保険の加入が増えています。

 

生命保険から医療保険や年金・介護保険に人気が移る傾向は、今後も続きそうです。