認知症はアルツハイマー病が最も多く50%です。
 第2位はレビー小体型認知症で20%を占めています。

レビー小体型認知症

特定のタンパク質を主な成分とするレビー小体が大脳皮質や脳幹などの中枢神経にたまって発生します。
この他、全身の交感神経にも多数発生します。

知らない人がいる、小さな子供が遊んでいるなどの幻覚症状が現れます。
認知症としてはそれほど低くなく、手足の震えなどパーキンソン病のような症状は低いことがあります。

レビー小体型は、横浜市立大学小坂憲司名誉教授が1976年世界で最初に報告しました。
まだ、知らない医師もいて知らない人も多いと言われています。

レビー小体型チェック

以下のような症状が5個以上あるとレビー小体型認知症の可能性があり専門医療機関でより詳しい受診が必要です。
 
  •  物忘れがひどいと感じる
 
  •  頭がはっきりしている時とそうでない時の差が大きい
 
  •  幻覚がある
 
  •  うつ病にかかっている
 
  •  動作が緩慢になった
 
  •  筋肉がこわばる
 
  •  小股で歩くようになった
 
  •  寝ている時に怖い夢を見たり大声を出したりする
 
  •  転倒や失神を繰返す

治療

発病の10年以上も前からす睡眠時の異常行動などが前兆として現れる場合があります。
レビー小体型の治療はできなくても進行は止められる可能性があります。

治療薬「ドネペジル」はアルツハイマー病の治療薬ですが、2014年9月からレビー小体型の治療薬としても認められ保険が適用されます。

睡眠障害出始めた時に適切に治療すればそれ以外のレビー小体型の症状の進行を遅らせる可能性があります。


睡眠障害や幻覚症状が現れたらレビー小体型を疑ってください!!
このような症状が出たら専門医療機関で受診してください!!