ゼネリック医薬品の処方が広がっています。
ゼネリック医薬品を利用すると薬価が安くなります

ゼネリック医薬品

ゼネリック医薬品は、医薬品の成分の特許が切れた医薬品を他の製薬会社が製造&販売を行う医薬品です。

元になる薬品は新薬(先発医薬品)と呼ばれます。
特許切れになった先発医薬品の有効成分の特許内容を基に薬品を作ります。
薬品名は異なりますが、医薬品の有効成分はその効果を示す一般名(generic name)で示されるので「ゼネリック医薬品」と呼ばれます。

ゼネリック医薬品が医薬品全体に占める割合は、2006年には15%程度でしたが、2013年には30%を超えるまでになりました。

効果と薬価

新薬(先発医薬品)と同じ特許内容で製造されるので薬としての効果は同じです。
製薬会社は新薬の研究開発費が不要なので薬価を安く出来ます。

医療機関や薬局にとっても今年(2014年)4月の診療報酬制度の改訂があり、ゼネリック医薬品を使用することにより収入が増える様になりました。

このこともあり、2013年のゼネリック医薬品の販売額は前年比15%増え1兆1419億円に達しました。

課題

現在販売されているゼネリック医薬品は、患者負担が月数千円の医薬品がほとんどです。

患者負担が月数万円以上になる高価なバイオ医薬品はまだゼネリック医薬品がわずかしかありません。
医療費の節減には、高価な医薬品のゼネリック医薬品(バイオ医薬品の場合は、バイオ後続品と呼ばれる)が求められます。

バイオ医薬品

バイオ医薬品は、高価格医薬品に遺伝子組み換えや細胞培養などのバイオテクノロジーで製造された医薬品です。

用途には、抗がん剤や関節リューマチ治療薬などがあります。
特許は10年ぐらいの機関ですので、今後バイオ医薬品の特許が切れ、ゼネリック医薬品であるバイオ後続品が増えてくることが期待されます。

ゼネリック医薬品は医療機関にも患者にも有利な医療品です
医療費の節減につながり医療保険の加入者も利用してください。