腰や背中に痛みがある。
整形外科でレントゲンをとっても骨に異常がない。
マッサージをしても良くならない。

このような場合に内臓疾患が原因しているかもしれません。

痛みの原因となる内臓疾患(男女共通)

内蔵に病気が出ると体の表面の特定部位に痛みや強く押された時に激しく痛む圧痛が出ます。

腰や背中に痛みが出る疾患を以下に示します。
  •  心臓やその周りの血管の疾患(心筋梗塞、大動脈解離)
  •  膵臓の疾患(すい臓がん、急性すい炎)
  •  胃や腸の疾患(胃潰瘍、十二指腸潰瘍)
  •  胆のうの疾患(胆のう炎、胆石症)
  •  腎臓・泌尿器の疾患(腎孟炎、腎・尿管結石)
  •  虫垂炎

女性に多い痛みの原因となる内臓疾患

女性の場合は、婦人科系疾患により腰の痛みが発生する場合があります。

女性に多い腰や背中に痛みが出る疾患を以下に示します。

  •  子宮系由来疾患(子宮筋腫、子宮脱、子宮内膜症、子宮外妊娠、子宮がん)
  •  卵巣由来疾患(卵巣茎捻転、卵巣がん)
  •  その他(骨盤内感染症、骨盤の腫瘍)

内臓疾患のチェック

体を動かした時に何時もと違う急な痛みがある。
痛かったり、痛くなくなったりの強弱を繰返す。
これらの症状は、以下のケースがあります。
  •  不正出血、無月経、月経過多は、婦人科系疾患
  •  息切れ、脈が100以上は、心臓疾患
  •  発熱、汗は、感染症(婦人科、泌尿器科)
  •  痛みの始まる時間が正確に分かる場合は、血管疾患
  •  食事で悪化は、すい臓疾患
  •  血尿、排尿違和感、夜トイレが多い場合は、腎疾患、泌尿器疾患


何となく腰が痛いがどの医療機関に行けば良いか分からないときは、総合心療科に相談してください。