二日酔いの真の原因は、アルデヒドではありませ。
アルデヒドは、二日酔いを引き起こす様に働くことから一般に原因と言われています。

アルデヒド

正確には、アセトアルデヒドと言います。

アセトアルデヒドは、アルデヒドの1種です。
自然界では植物の正常な代謝で作られ、とくに果実などに多く含まれています。

人体ではアルコールの分解で作成され、一般に二日酔いの原因と見なされています。
最終的には、水と二酸化炭素になります。

二日酔いの現象

胃の内部は、細菌やウイルスなどの外敵の侵入から身を守る胃酸と胃酸から胃の粘膜を守る胃粘液のバランスが保たれて正常な状態にあります。
アルコール濃度の強い酒に胃粘膜がさらされるとバランスが崩れ胃にダメージを与え二日酔いの胃の不調につながります。

二日酔いになるとドキドキしたり、皮膚が赤くなり、吐き気などの症状が現れます。
しかし、アセトアルデヒドは、代謝が早く翌日にはほとんど分解されます。

二日酔いの原因

二日酔いの原因・メカニズムは、現在でも不明です。
二日酔いにアセトアルデヒドが関係しているのは事実で、これが二日酔いに原因しています。

アルコールを飲むと肝臓は最優先でアルコールをアセトアルデヒドに分解します。
このため、他の栄養素の代謝が遅れ血糖値も抑制されます(アルコール性低血圧)。

血糖値が上がらないと体に力が入らず無気力になりやすくなります。 飲んだ後、空腹感を感じラーメンやお茶漬けなどの炭水化物(糖質)が欲しくなるのは、アルコール性低血圧が原因しています。

酒には風味や個性を決める不純物が含まれています。
この不純物に一つにメタノールがあります。
メタノールは、分解に時間がかかり、体内に長く蓄積されます。
これが疲労感やだるさがいつまでも残る原因になります。
アルコールで胃が不調になり、メタノールで不調が長く続くと言えます。

不純物は、酒の種類により異なります。
酒の種類により二日酔いの度合いが違うので、自分に適した酒を選び二日酔いを軽くすることが可能です。