持病があっても加入できる保険に「引受基準暖和型保険」があります。
これ以外に持病があっても加入できる「指定疾病不担保制度」があります。

指定疾病不担保制度

持病や過去の病歴などの特定の病気、あるいはその病気により発生した病気に付いて、保障から外す(不担保)ことにより保険に加入できる制度です。
持病や病歴に起因する病気は保障されませんが、その分保険に入りやすく保険料も安価に出来ます。

不担保とした疾病以外、あるいは不担保期間を除けば通常の保険と同じで、不担保質病以外の疾病やケガ等をした場合は、通常の保険と同じく保障を受けることが出来ます。

引受基準暖和型保険

引受基準緩和型は、一応の審査はあります。
しかし、本来の基準をはるかに緩めたもので、3~5つの健康告知をクリアするだけで加入できます。
告知項目は各社により異なる場合が多いのですが、以下に例を示します。

  •  過去3ヶ月以内に入院、手術、検査を勧められていない、あるいは入院中でない
  •  過去1年以内に入院、手術を受けていない(正常分娩を除く)
  •  公的介護保険の要介護・要支援認定を受けていない、又は申請中でない

  • メリット、デメリット

    指定疾病不担保制度は対象の病気が保障の対象にならないことがデメリットです。
    それ以外は,保障され加入しやすく保険料も比較的安価です。

    引受基準談話型保険は指定疾病不担保制度に比べ持病や病歴にある方でも加入できるメリットがあります。
    しかし、通常加入して1年間は保険金が半額になります。
    また、一般の医療保険に比べ保険料が割高になるデメリットがあります。
    例として,50歳男性の入院給付金5,000円、1入院60日までの終身医療保険の保険料は,約1.5倍ぐらいになります。