個人事業主の加入する健康保険は、国民健康保険になります。
収入(経費を除いた課税所得)が多い個人事業主の保険料は、所得割で高額になることがあります。
Web関連の業務をしている個人事業主は、国民健康保険組合(国保組合)に加入できる可能性があります。
国保組合
国民健康保険組合に加入している主に専門家が入る保険です。
建築や土木関係者が多いのですが個人でも加入できる組合があり身近ですと医師・歯科医師・弁護士・美容師などが加入できます。
国保組合は、以下に示す全体で164組合があります(下記は全国国民健康保険組合教会に加入している組合数)。
- 医師:地域別に47組合
- 歯科医師:地域別に27組合
- 薬剤師:地域別に18組合
- 建築土木:地域別に6組合
- 上記以外の一般業種:理容・美容など業種別に39組合
国保組合の保険料
国保組合の保険料は、国民健康保険と同様に当人と家族分があります。
国民健康保険と異なるのは課税所得に関係なく保険料が定額です。
このため、収入(課税所得)が多い方に魅力的ですが、家族分が国民健康保険よりも高いのでどちらが安くなるか比較してから決めて下さい。
課税所得の多い方に魅力的ですが、誰でもが国保組合に加入できるわけではありません。
元々国保組合に加入していない個人事業主が加入できる国保組合は限られていて、クリエイターの方であれば一般業種の中にある「文芸美術国民健康保険組合」に加入できる可能性があります。
国保組合に加入するには
例えば「文芸美術国民健康保険組合」に加入するにはこの組合に直接加入するのではなく64ある組合の加盟団体に加入してからになります。
加盟団体は、「文芸美術国民健康保険組合」のHPに掲載(加盟団体一覧表)されています。
加入できるのは、以下の様な方々です。
- 作家・漫画家
- アニメーター・イラストレイター
- Webデザイナーなど
初めてだとハードルが高いので、同業者の集まりなどに参加して国保組合の参加者を探して話を聞くのが良いと思います。
2016年09月09日(金)