首都圏でのお墓の入手

首都圏に移り住んだ人も高齢になりお墓が必要になっています。

故郷が遠くにある場合は、住居の近く(都府県レベル)にお墓があるとお参りや清掃・手入れ等に便利です。

故郷に住む人がいなくなり、近くに移したい人も多くいます。

地方では、管理する人のいない「無縁墓」が増えています。

 

近くのお寺の墓地を入手する人も多いと思いますが公的な墓地を希望する人も多くいて東京では毎年抽選が行われます。

 

墓地名倍率(2014年)
多磨霊園3.6倍
八柱霊園7.5倍
小平霊園8.5倍
青山霊園14.2倍

 

費用の目安

墓地を入手するには、使用する権利(永代使用料)と墓石代がかかります。

2014年度の取得費用は、以下のようになっています。

 

永代使用料+墓石代比率
100万円未満15%
100〜150万円未満25%
150〜200万円未満22%
200〜250万円未満16%
250〜300万円未満10%
300万円以上12%

平均は、196万円です。

 

都立多磨霊園の費用は、以下のようになっています(墓石代は別)。

区画名区画面積永代使用料年間管理費
一般埋蔵施設1.80㎡1,582,200円1,220円
一般埋蔵施設5.90㎡5,186,100円1,220円
長期埋蔵施設2体用258,000円3,210円
長期埋蔵施設4体用345,000円4,280円
長期埋蔵施設6体用431,000円5,350円

 

埋葬の種類

墓地に墓石を建てる従来型が多いのですが、高額の費用がかかることや残される家族が少なくなっていることから、下記のようなお墓の形が増えてきています。

 

  • 納骨堂

 ロッカーや棚などに遺骨を納めて供養する方式です。

 

  • 合葬

 多くの遺骨を共同で埋葬する方式です。

 

  • 散骨

 お墓を作らず海などにまいて供養する方式です。

 

  • 樹木葬

 樹木の下に遺骨を埋葬する方式です。

個別埋葬と他人と一緒の埋葬があります。