禁煙を希望する人が多く、日本では電子たばこを禁煙目的で購入する人がほとんどと言われています。

禁煙に効果があるかは、議論されている段階で効果が示されたわけではありません。

ニコチンが含まれなければ誰でも(未成年でも)購入し吸うことができ、喫煙を進める懸念もあります。

 

電子たばこ

 パイプたばこに似た吸引機を口にくわえて専用カートリッジ内の液体を電気で発熱させ出てきた煙を吸引することでたばこの代用にするものです。

横から見ると、パイプたばこを吸っているように見えます。

 

葉を用いたたばこと異なり、火を使わないのでたばこのタールや炭酸ガスが発生せず、また、先端からの副流煙も出ないので周りの人への影響は少ないと言われています。

ただ、吸引した後、吐き出されるのでニコチンを含む場合は周囲に影響ないとは言えません。

 

欧米で2000年代前半に開発され紙巻たばこより害が少なく、禁煙に効果があると宣伝され急速に普及しました。

日本でも、2008年ごろから普及しています。

 

日本での販売

 JT(日本たばこ産業)がニコチン入りの電子たばこ「プルーム」を販売しています。

購入できるのは20歳以上の成人です。

 

国内の業者が販売している製品は、全てニコチン無しの電子たばこです。

ニコチンが入っていない電子たばこは、誰でも購入できるのでネットなどで未成年でも購入できます。

 

電子たばこの効果

 ニコチンを含まない電子たばこは、たばこを吸っている感じでチョコやバニラなどの味を楽しみ、たばこを吸っているような感じになるので紙たばこの代用には効果がありそうです。

口が寂しくなった時の電子たばこは、喫煙量を減らすことには効果があると言えます。

 

電子たばこは、紙たばこに比べで害が少ないとの意見と健康被害や青少年への影響を懸念する意見があり厚生労働省が調査を始めたところです。

 

電子たばこの懸念

 WHO(世界保健機関)によると2013年に全世界で30億ドルの売り上げがありました。

2030年には、17倍になると予想されています。

 

普及が進むと子供の利用が増え喫煙に向かわせる懸念があります。

禁煙につなげるはずが喫煙者を増やす恐れがあります。

銘柄が急速に増えているので、人体に有害な電子タバコも含まれる可能性が出てきます。

 

FDA(米食品医薬品局)は、18未満の子供には電子タバコの販売を禁じる方針を出しています。

日本でも規制が出ると考えられます。

 

禁煙に役立つ、健康への害が少ないと宣伝され全世界で急速に普及していますが、宣伝通りの効果には疑問があるというところです。