健康生活を送っている人は、生命保険で「健康体割引」を受けると保険料が安くなります。
掛捨て型の終身保険を中心に導入されました。
最近は、医療保険にも広がっています。
健康体割引
健康生活を送っていると病気になるリスクが下がります。
健康体割引は、病気になるリスクが下がるので保険料が割引になる制度です。
優良体割引と呼ばれる事もあります。
特に喫煙が重要視される事から非喫煙者割引と呼ばれる事があります。
健康体割引は、以下の健康基準をもとに保険会社で決めています。
- 喫煙(非喫煙者)
- BMI(体重)
- 血圧
喫煙で病気になるリスク
喫煙は、病気になるリスクを高めます。
以下は、非喫煙者に比べ喫煙者の死亡率を示します。
- 虚血性心疾患は1.7倍
血液の流れが阻害され心臓に障害が起こる疾患です。
狭心症や心筋梗塞が含まれます。
- くも膜下出血は1.8倍
脳を覆う3層の髄膜のうち2層目くも膜と3層目の難膜の間に出血する疾患です。
50歳から60歳に多く男性より女性が2倍多く発病します。
- 肝臓がんは3.1倍
- 肺がんは4.5倍
- 喉頭がんは32.5倍
健康体割引で保険料の節約
健康体割引では、以下の段階ごとに保険料が安くなります。
最大で30%程度安くなります。
- 喫煙者で基準を満たさない
- 喫煙者で基準を満たす
- 過去1年費喫煙で基準を満たさない
- 過去1年費喫煙で基準を満たす
以下に健康体割引のサンプルを示します。
- アメリカンファミリー生命保険「Lightフィットプラン」
死亡保険ですが、BMIと血圧の基準を満たすと「元気割引を受けることができます。
39歳男性で死亡保険金500万円の場合に保険料が月々1,710円から9%割引の1,550円になります。
- マニュライフ生命保険「こだわり医療保険V2」
過去5年間に入院や手術を受けていないなどの7つの条件を満たすと保険料が2割程度安くなります。
発売した2014年7月以降は、9割の契約が健康体割引を受けているそうです。
- 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「家族のお守り」
1年以上費喫煙を続けBMIや血圧が基準を満たしていれば通常の保険料より3割程度安くなります。
- 東京海上日動安心生命保険「長生き支援終身保険」
保険料の割引はありませんが、保険金を受け取らないで一定の年齢になると「健康祝い金」を最大3回受け取る事ができます。
2015年01月27日(火)