アルツハイマー病は、大脳全体に「βアミロイド」と「タウ」と言うタンパク質が蓄積して発病します。
このタンパクの蓄積は発病の25年前から始まる調査があります。

認知症の種類

認知症には、以下に示すように複数のタイプがあります。
 
  •  アルツハイマー型認知症【50%】
 認知症の中でも最も多い認知症です。
 最初の報告者の独アルツハイマー博士の名前から命名されました。
 症状はもの忘れから始まり、被害妄想や幻覚、身体機能の低下が起こり日常の介護が必要になります。
 
  •  脳血管性認知症【20%】
 脳梗塞や脳出血などの脳血管傷害の後遺症として認知症を発症します。
 脳への血液が少なくなることで脳がダメージを受けて発病します。
 
  •  レビー小体型認知症【20%】
 脳の神経細胞に「レビー小体」と言うタンパク質がたまり発病します。
 初期に幻覚が見られる特徴があります。
 
  •  パーキンソン病等の他の脳認知症【10%】
 パーキンソン病は、最初の報告者の英パーキンソン博士の名前から命名されました。
 脳内の神経伝達物質・ドーパミンが減少することで発病します。
 手足の震えや筋肉の強張り・萎縮、顔の表情の硬直などの症状を発生します。

アルツハイマー病の早期診断

アルツハイマー病は、大脳全体に「βアミロイド」と「タウ」と言うタンパク質が蓄積して発病します。
このタンパク質の画像化が可能になり早期の診断ができるようになってきました。

アルツハイマー病の予防

アルツハイマー病だけでなく認知症は、治らないケースが多く予防が重要になります。
2009年の米国立老化研究所では以下の7つの提言をしています。
 
  •  運動習慣
 
  •  バランスの良い食事
 
  •  社会的・知的な刺激になる活動
 
  •  糖尿病の人は適切な治療
 
  •  高血圧の適切な降圧
 
  •  コレストロールの適切な下げ
 
  •  健康的な体重の維持