生命保険の金額を決める必要保障額を実際に計算してみましょう。

必要保障額の計算に必要な項目を知りモデルケースを示します。

 

モデルケース

以下のモデルを考えます。

 

  •  月額生活費は、2014年の勤労世帯の平均の32万円
  •  専業主婦家庭で夫死亡後はパート勤務
  •  夫婦(共に38歳)子供1人(8歳の女児)
  •  長女の教育までは月額生活費が現在の70%、卒業後は50%

 

死亡後に必要となるお金

以下の金額が必要になります。

 

  •  長女教育終了までの生活費:4,032万円

 月額生活費(32万円の70%)は、32万円*0.7で22.4万円。

9歳の長女が大学を卒業するまでの15年間の生活費は、22.4万円*12ヶ月*15年で4,032万円。

 

  •  長女大学卒業後の平均寿命87歳までの生活費:6,720万円

 月額生活費(32万円の50%)は、32万円*0.5で16万円。

9歳の長女が大学後平均寿命までの35年間の生活費は、16万円*12ヶ月*35年で6,720万円。

 

  •  健康保険料:558万円

 40歳までの2年間は12万円*2年で24万円。

40歳から65歳までの25年間は、介護保険も加わるので14万円*25年間で350万円。

65歳以上の87歳までの23年間は、8万円*23年間で184万円

 

  •  60歳までの国民年金保険料:418万円

 東京の場合は平成27年度で1ヶ月15,590円です。

これを年間19万円として60歳までの22年間で418万円になります。

 

  •  教育費:1,020万円

 高校まで公立で大学は私立文系の自宅通学の場合です。

 

  •  住宅関連費:850万円

 リホーム費用が500万円、固定資産税等が7万円*50年間で350万円

 

  •  葬儀費:150万円

 葬儀費用の全国平均は189万円ですが家族葬では30万円から80万円ぐらいです。

お墓を購入する場合は100万円ぐらいとします。

 

  •  その他:900万円

 長女の結婚式が200万円、予備費が500万円、その他が200万円とします。

 

  •  以上を集計して必要保障額の合計は1億4,648万円

 

入ってくるお金(次回の投稿)もあるのでこの資金が必要というわけではありません。