生命保険の種類
個人向け生命保険には、以下の種類があります。
- 死亡保険
定期保険、終身保険、定期付き終身保険、変額保険(終身型)などがあります。
被保険者が死亡した場合に保険金が支払われます。
- 生存保険
こども保険、貯蓄保険、個人年金などがあります。
生きていても死亡しても保険金が支払われます。
- 生死混合保険
養老保険、定期付養老保険、変額保険(有期型)などがあります。
生きている場合に保険金が支払われます。
定期保険
定期保険は、保険期間が決まっている掛け捨ての保険です。
このため、保険期間が終わった翌日に死亡しても保険金は支払われません。
死亡しなければ保険料は無駄になりますが、その分保険料が安く、安い保険料で大きな保障が得られます。
加入時の年齢や健康状態で保険料は大きく異なります。
基本的に解約返戻金はありません。
長期間加入すると終身保険並みの保険料になるので子供の教育期間に限って加入するなどが効果的です。
養老保険
死亡保障よりは、老後の生活資金に向いた保険です。
この保険には満期が設定されていて、満期になると満期保険金が支払われます。
満期になる前に死亡した場合は、死亡保険金が支払われます。
定期保険と異なるのは保険期間の終了時(満期)に保険金が支払われる(定期保険は支払われない)ますが、その分保険料が高くなります。
養老保険は、保障のついた定期預金のイメージです。
途中で解約すると、それまでに払い込んだ保険料とほぼ同じ額が解約返戻金として戻ってきます。
終身保険
保険期間が一生涯の保険です。
一生涯なので保険金は必ず受け取ることができ、掛け捨てではありません。
保険料を一生涯支払い続ける終身保険もありますが、60歳あるいは65歳の期間を決めた保険料払込満了期間を設定できます。
保険金は必ず支払われますが養老保険と異なり死亡時です。
このことから、保険料は定期保険と養老保険の間に設定されています。解約返戻金は、養老保険に比べ少し低くなります。
子供の教育やローンの支払いが終わり、生活費が少なくなる中高年に向いた保険です。
相続税の控除があることや受取人が相続放棄した場合でも受取人に渡ることから遺産相続に向いています。
2015年03月26日(木)