生命保険には、掛け捨て型と終身型とがあります。それを踏まえて、3つの保険タイプを見ていきましょう。


まずは「定期保険」から説明していきます。
定期保険とは、掛け捨て型の保険タイプで、もっともシンプルで無駄を省いた保険の基本形といえるでしょう。
定期保険は、基本的に加入から10年が被保険期間となっており、10年を過ぎると、契約更新をするか別の保険に乗り換えとなります。途中で解約をしたとしても解約返戻金は支払われません。
つまり、10年間、健康体でいると、ある意味無駄になってしまう保険です。
しかしながら、もっとも保険料が安く、加入してすぐに死亡した場合でも保険料が支払われるメリットがあります。
まだ比較的若くて、独身の方などが多く加入されている保険でしょう。


つづいて、「終身保険」があります。
これは、その名のとおり、死ぬまで加入し続ける保険です。
保険料は定期保険よりも割高ですが、掛け捨てではありませんので万が一のリスクだけでなく、年をとって自然死した場合でも、残された遺族に葬式の費用や保険金がおります。
保険料は死ぬまで支払い続けるタイプと、若いうちに多めにとっておいて、60歳を満期とし、それ以降は保険料がかからないタイプとがあります。
途中解約の場合は解約返戻金が支払われます。


最後に、「養老保険」では、その名のとおり、老後を養う意味あいも兼ねた生命保険になります。
死亡保険としての機能はもちろんのこと、貯蓄性があり、満期を迎えると、それまで支払ってきた保険金を受け取ることができます。
保険料は一番割高になりますが、老後の貯蓄性を考えると、メリットも大きいです。